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「半落ち」 欠陥部分って・・・

ものすごく今更ですが・・・。約6年間のタイムラグsign03 でもすっごく気になっていたので。

昨日の夜民法で放映していたので、話題作だったし今度こそ観よう、とやっと腰をすえて観ました。やはり民法で放映される映画だとCMがジャマかも・・・トイレに行けたり飲み物作れたりして便利といえば便利なのですが、夢中で観ているのに急に豚切りされるんですよね。

原作は横山秀夫。監督は佐々部清。

梶総一郎(寺尾聰)は、アルツハイマー病を煩う妻啓子(原田美枝子)を、妻本人の祈願により殺害してしまう。しかし梶は元捜査一課の優秀な警部であったことから、警察内部者たちは、梶本人が供述を拒む「梶が妻を殺害した日から出頭するまでの2日間」の梶の行動に関する調書を捏造してしまう。

「空白の2日間」の真実とは何なのか?警部として上司であり教育者だった梶を慕い尊敬していた志気和正(柴田恭平)は、梶の取り調べ担当になるが県警の方針に反発する志気は取り調べから外される。

新聞記者である洋子(鶴田真由)と志気は、お互い別の方法で「空白の2日間」の真相を探る。梶には急性白血病により13歳の息子を亡くした過去があり、骨髄バンクにドナー登録していた。ここが梶が妻殺害後自殺を思い止まった理由であり、「空白の2日間」の梶の真実の行動のキーとなる。

「大切な人はいますか?」

正義感の強い検事に伊原剛志、梶の弁護士に國村隼、梶を裁く裁判官に本田博太郎と吉岡秀隆、梶の妻啓子の姉に樹木希林、と豪華なキャストです。

魂が人間から亡くなってしまうのはいつなのか、いったいそれを誰が決めるのか。出ない答えを探す裁判官と被告人、殺してやることすらできなかったと嘆く被害者の姉、やはり考えても答えは出ませんが、きっと家族であれば「答えは無くても答えを感じること」が出来たのかな、というのが感想です。それが犯罪であるのなら、そのようなことは誰にもそれが答えであるとは言えないのだけれど。

原作では、ちょっとした問題点が指摘されたということですが・・・その問題点がここで正しければ。

刑務所に入っている受刑者で、骨髄移植手術のドナー登録をしている人間、その人間と骨髄が一致した患者が存在、というケースが過去にあったのかは知りませんが、無かったという見解のほうが多いのではないかな、と思います。そして、もし一致した場合、人間一人の命を救うことが受刑者の刑の一時執行停止理由にはならないのか、それは誰が真相を知るのだろう?

この問題が原作の直木賞受賞の妨げになったとしたら・・・フィクションはどこまでフィクションであり、ノンフィクションはどこまでノンフィクションなのだろうdash なんだか審査時に選考委員さん皆であら探ししているのかしらと感じました。

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