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ヤンキー君とメガネちゃん 最終回

なんて綺麗にレールの上を走るのだ。美しい曲線を描く線路、真っ直ぐに伸びる線路、くねくねと曲がり曲がる線路、どこもまったく外すことなく走り遂げましたのですね。

といったところでしょうか。足立花(仲里依紗)への復讐を誓った不良グループたち・・・このグループのリーダーが鬼太郎そっくりなんだけど・・・それはいいとして、簡単には諦めずです。文化祭と品川大地(成宮寛貴)に徹底的なダメージを与えるだけでは飽き足らず、また来るんですね。花のところに。

で、今度は被害が和泉岳(本郷泰多)のところにまで及び・・・舎弟みたいな関係の子を人質にとられたのでね、ケンカしちゃって、そこを皆に見られてしまうのね。それにしてもこの紋白高校という高校の生徒たちは本当にヤンキーまたは元ヤンキーが嫌いなのですね 騒音被害とか殴りこみとかお礼参りとか、何かトラウマでもあるのでしょうか。

花は決心します。自身のヤンキー時代のヤンチャな罪が大地の未来を断ち、和泉の評判をガタガタにし、次の標的が千葉星也(小柳友)と姫路凜風(川口春奈)になるであろうことを知り、自信の正体をクラスメイトたちに明かすことを決意します。

でもさ、人という字は支えあっているのですね。こんな風に誰かが誰かを思いやって、そうして人間は真は孤独と知りつつもどうにか生きているんですね。そんな哲学な世界へ引きずり込まれそうになる、愛情だか友情だかよく解りませんがお互いを思いやる少年少女を見ていると、なんていうか心が洗われるよね 善意の押し売りも被害者意識も損得勘定もそこには無いのであるから。

さて、校内放送でのカミングアウトによりクラスメイトたちに花の正体もバレ、開き直った花は不良グループの皆さまをフルボッコ。やっと居場所をつきとめてしつこくつきまとって執念深く復讐に来たわりにはあっさり散る不良たち。しかしここであれの登場です。そう、署名運動。署名運動に始まり署名運動に終わるドラマなのか。とにかく一般市民の投票って大切よね。

そんなハートウォーミングなクラスメイトたちの署名により救われた大地。そう、このクラスの子たちは、「思いやり」による暴力であるのなら、ヤンキーへのトラウマも消え去る。嗚呼なんてハートフルな子たち

無事学校へ戻れることになった大地。無事また高校生活を楽しむ花と星也と凜風と岳。
これで終わるのか、とうとうしらばっくれるのか・・・と不安がよぎりましたが、とってありましたね。ピンクのシャープペンシルの君の正体。やっと来るときが来た花と大地 ウェディングドレスとタキシードになるも、やはり夫婦漫才は不滅。うーんこの先いつになったらラブラブムードになるのでしょうか。

凛風の、尊敬する人が相手であるならば・・・という潔い諦め、清く美しい人間性をそこに垣間見たのでありました。

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コメント

ヤマト様、こんばんは。
扇風機のない時代を知るものにとっては
クーラーのある世界は
天国に一番近い列島なのですな。

昔は庭に水撒き、
夜はおかあさんが
眠るまでうちわで幼児を扇ぐ。
そして出かけるときは扇子は手放せない。
日本の夏。緊張できない夏でございます。
もう、イヌのように舌を出し
金魚のように口をパクパクするしかなかったのです。

なぜ・・・そんな暑い描写を・・・。
つまり、夏にカレーうどんを食べるのだ方式です。

とにかく・・・食べかけのモナ王を食べます。

ああ、クーラーの効いたそば屋で食べる
夏のカレーうどん。
五臓六腑にしみわたりますな。

で、ヤンメガは申し分のない最終回。
特に耐えがたきを耐え
忍びがたきを忍び
ついに爆発する花の実力。

実力者万歳です。

もうお仕置きシーンだけ十回は堪能できます。
最後は鬼太郎が成層圏でハヤブサとすれ違うくらいの
オチでもよかったのに。

とにかく・・・どこまでもほのぼので
仁侠映画と少女漫画を融合しただけの簡単レシピ。
それでも面白ければ問題ない。
まさに優秀な小品と呼べるドラマでした。
大地と花・・・万歳。

投稿: キッド | 2010年7月 3日 (土) 18時56分

キッドさん、こんにちは~♪♪

仁侠映画・・・
「アウトレイジ」が見たくて仕方がないのですが、
極妻シリーズ以外ではじめてくらいかも。
往生しなっせ!(これそうだっけ?)
なめたらあかんぜよ!(これもそうだっけ?)

今日はわりと涼しいですね。
争いごとも起きず平和に過ごしています。
昨日はある用があって
首都高速道路走っていたのですが、
車のクーラーのガスが足りないのか
車内が冷えなくて汗だくでした。
何度も通っているルートなのに
間違えて鶯谷近辺でおりちゃって、
なんで鶯谷・・・?って思いながら
ガソリンスタンドで道聞いてまた乗って、
なんかお腹に命を宿してから
あらゆるモノゴトへのカンが鈍っています。

家族と友達は大切にしましょう。
一人ぼっちじゃない、誰かが誰かを想っている。
それは祖父だったり親だったり仲間だったり。
無理して心冷え冷えするモノばかり見せ付けられても
もう面白くないですからね。
榮倉さんの社内いじめ被害とか、
ツイッターな美男美女たちの苦労話とか、
なんか見ても仕方ないし。

エンターテイメントは人好き好きですが。
「告白」とかなあ、どうなんだろう、見ていないけど。

ベースがほのぼのほんわか優しくて、
見た後なんか心が穏やかになる。
そんなドラマや映画は良いものですね。

「アウトレイジ」見たがってるくせに何ですが。

投稿: ヤマト | 2010年7月 4日 (日) 13時14分

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一人は全員のために。全員は一人のために。 チームと個人の関係を示す名言である。キッドは映画「三銃士」だったか「四銃士」だったかで耳にした印象がある。 人類はチームを作ることでマンモスも絶滅させたし、空を飛べないくせに月に足跡を残した。 日本は和の国を名乗るようにこのシステムについてはある意味、熟練し... [続きを読む]

受信: 2010年7月 3日 (土) 04時34分

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