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観ました、「21グラム」

北野武監督作品「アウトレイジ」、すごーく劇場で観たかったのに断念、先日DVDをレンタルして観ました。とっても痛そうで直視できないシーンが多かったのですが、エンターテイメントとしてはすごく上質っていうか流石っていうか、観てよかったー面白かったーみたいな後味。

で、この舌かみそうな名前の監督、「バベル」の人ね、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品「21グラム」は・・・とっても辛そうで直視できなシーンが多い上、エンターテイメントとしての価値は高いといえど後味も辛い以外の何でもないっていうか・・・観てよかったーとも面白かったーとも思えません。

Wg2とにかく辛い。辛すぎる。でも、今よりずっと若いときにはじめて観て以来、何度も何度もレンタルして観ています。どうしてだろう、辛いのに。辛いのに、観てしまう。痛そうなのについ何度も観てしまうであろう映画が「アウトレイジ」なら、辛そうでこっちも辛くなるのについ何度も観てしまうのがこの作品。

人間に襲いかかるかもしれない最悪な不幸を数知れず想像してみたりして、ぞっとしてみたりする。この映画では、登場人物たちが皆その類の最悪で醜悪な不幸を背負っています。個人的にだけど、最も恐ろしい不幸を背負うのが、ナオミ・ワッツ演じるクリスティーナ。配偶者と二人の娘を同時に事故で失い、アルコールと薬に溺れてしまう女性。ぞっとします。そのぞっとする展開一部始終を見せつけられるのですからぞっとするうえに参ってしまいます。

そしてもう一つぞっとする「健康を著しく損なっており余命少し」という不幸を背負うポール(ショーン・ペン)。これまたぞっとする(ぞっとするしつこいね)罪悪感や貧困を背負いながら苦しむ男性ジャック(ベニチオ・デル・トロ)。

この三組の不幸が不思議な縁で交錯していくこの辛さ。でもどうしてついつい観てしまうのか、それってどんな深層心理が働いているのか、自分でも解らない。怖いものみたさ?でもホラー映画とか「アウトレイジ」みたいな映画とかとはまったく異質の怖さ。たぶんこれ、何か新しい怖さ、として。で、この類の怖さを体感できる作品って、他に見つからない、だから繰り返しこれを観てしまうのだろうなあ。きっとまたレンタルしてまた観るんだろうなあ。「アウトレイジ」もだけど。

題名の由来がまた恐ろしいので、未視聴な上興味のある方は是非ご覧下さい・・・ってだいぶ昔の作品だけれど。

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