死にかけなかま
「これ以上出血が止まらなければ子宮を摘出しますじゃないと死ぬので」とお医者に言われた時の背筋の凍りぐあい。人生初の輸血中に震えが止まらなかった口と手と足。何度も不思議なトリップをした狭い病室の心拍や脈拍のデジタル文字。
ゆめゆめ「二人目も良いかな」等と考えたときに、思い出す。一か月検診の後診察室を出たときに、お医者が「死にかけたんだよ」って看護師に話してて、なーんかヒトごとだなー!と思ったがまあヒトごとに変わりないよな。
結局のところ、命ってどうなのよ、何なのよ、自分も、産まれてきた珠子も、いつかは必ず死ぬんだよなあ、パパも死んだんだもんなあっ・・・て思いながら眺めていたのは「贅沢濃いめ」というお茶の入ったペットボトルの文字でした。
それで隣で眠るミトン(飼い犬)を見ていたら、こいつもいつかは死んじまうのだなあ・・・等とかんじいり、あ、そういえばこいつ死にかけたんだったと思いだした。
今でこそ下半身が動かないことに何の疑問ももたないが、実はミトンは命に関わる大きな病気からやっと生還した後に、院内感染でまたも死にかけるという、悪いけどなんか・・・不謹慎だけどなんかわら・・・わら・・・わらえる・・・そんな経緯を持つ犬だったのだ。そうかおまえ今生きてるんだなあよかったなあ。って寝顔見ながら思う。
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