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観ました、「ノルウェイの森」

原作の大ファンなので、観ないわけにはいかないなあと。またDVDでの視聴だったのですけれど。劇場、行きたくても行けなかったんです。まあ言い訳で、なんとか行こうと思えばなんとか時間作れたんだろうなあ。

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監督と脚本はトラン・アン・ユン。嗚呼芸術の都のある おフランス育ちの美的センスよ、彼の自己陶酔ワールド炸裂と申しましょうか。すっごく綺麗ですよね、映像と音楽とかが。もうどのシーンとっても絵葉書やポスターにできそうです。登場人物たちももれなく美しく、美・美・美 です。そういった意味で、この映画ってすごく特別。なんかずっとBGM的に映像ながしていたい、部屋で。

でも、冒頭で申し上げたとおり、自分は原作の大ファンです。村上春樹の赤と緑のこの小説は、ワタナベ君にとってのスコット・フィッツジェラルド著「グレート・ギャツビィ」なわけです。この小説の影響で「グレート・ギャツビィ」読みましたが、別になんとも・・・ワタナベ君とは感性が違うのか。作者も訳とかして大好きみたいだけれど。

そんで、何度も言うと原作の大ファン・・・東野圭吾の作品であれ伊坂幸太郎の作品であれ、原作を壊さないでくれという作家&原作ファンの真摯な想い・・・ でも、「映画化された作品」というのは、「原作」とは全く別のフェイズっていうか、別世界のもの ととらえれば、許せます、実際この映画すごく美しくて見どころたっぷりですし。本当に、原作の作者に了解を得てところどころ舞台やら台詞やらを拝借して監督さんが作った 全く別の領域の作品 だと。

自分が約十数年間心の中に抱いていたワタナベ君は松山ケンイチではないし、直子は菊池凛子ではないし、キズキ君レイコさん永沢さんハツミさんも、特に大好きな緑ちゃんも、各キャストの方々は自分の心の中では長年、今現在も、全然全くの別の人物像である。

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とはいえ(春樹風)、永沢さんの国家資格試験合格を祝って食事するレストランの個室とか、見渡す限りの大草原に囲まれた阿美寮だとか、ポツリポツリと小さな声で喋る直子だとか、それを全体的に包む雰囲気や空気感だとか、なんかあー「ノルウェイの森」だーっ!て感じるところも少なくなかった。

ひとつの映画としては、とてもあらゆる意味で完成度が高く美しく、本当にずっと部屋に流していたい!映像と音楽満載で満足できました。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ヤマトさん、おはようございます^^
御無沙汰してすみません(汗)

そしてすっごく遅ればせながら、
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

僕的には、村上氏の世界観はよくわかりません><
彼の原作も読んだことがないぐらいですから。
キャスティングで観たのですが、観なくてもって感じですねえ、正直(笑)

投稿: cyaz | 2012年1月15日 (日) 09時19分

cyazさん、おはようございますsun

TB返しとコメント、どうもありがとうございます!

こちらこそ本年もどうぞ宜しくお願い致します!

「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」ね・・・。
あれ、何だったんでしょうかね。
もう観ていて途中でアタマ痛くなってきましたよ。

この「ノルウェイの森」も、
監督の酔いしれ具合はお変わりなく絶好調、
原作ファンでなければかなり厳しかったおこと、
心中お察しいたします。

「ヒミズ」と「ヘルタースケルター」だけは
絶対劇場で観ると新年早々誓っております。

投稿: ヤマト | 2012年1月15日 (日) 09時44分

こんばんは。

私はずっと原作を読んでいませんでした。で、この作品を観る前に読もうとしたものの、どうしても肌に合わず挫折…。ただ観てからもう一度読んだら、頭の中で松ケンたちが芝居をしてくれまして、今度はすんなり読めました。(笑)
良いのか悪いのかは解りませんが、私にとってはとりあえずそんな効果もあった作品ではありました。^^;

投稿: KLY | 2012年1月16日 (月) 03時09分

ヤマト様、あけましておめでとうございます。

子育てにお仕事に充実の日々、実に麗しいですな。

以前に申し上げたかもしれませんが
キッドは数十年前に
黄色の装丁で
「ノルウォーの森(中)村止春樹」
という本を出せば絶対売れると思うのになあ。
とつぶやいてY田K子を
爆笑させたことがございますぞ。

今でも売れ続けるロングセラー間違いなしなのですな。

さて・・・連続更新10回になりましたので
そろそろとご報告に参りました。

本年もよろしくお付き合いください。

投稿: キッド | 2012年1月16日 (月) 03時55分

KLYさん、おはようございます!

TB&コメント返し、どうもありがとうございました!

私も、原作未読→映画視聴→原作読破

という手順だと、映画の役者さんたちに助けられます。
ちょっと肌あわないかなあなんて原作でも、
結構すんなり読めたりして。

でも本当、特徴のある台詞回しですよね。
こんな言葉普通使わないよ、といったかんじの。

でも、何かそれが逆に良かったりして。
ワタナベ君みたいな子が実在したら面白いでしょうね。

音楽や映像は、もう流石というかんじで、
DVD購入も考えています。
本当に日本の自然や四季が綺麗に映っていて、
なんか映像からマイナスイオン出そうで。

今年こそはちゃんと沢山劇場で映画観たいなと
心決めています。


投稿: ヤマト | 2012年1月16日 (月) 09時34分

キッドさん、こんにちは~♪♪

ぶっとびー(古)、
キッドさん記事書かれていたのですね!

ちょくちょくお伺いしていたのですが、
いつ見ても「ばんどう~」で、
あーやっぱり地デジのヤロウのせいで・・・
と毎回がっかりしていましたよ。

「ノルウォーの森(中)村止春樹」
覚えていますよー、
爆笑しましたよー。

松山ケンイチももう一児の父ですねえ。

恥ずかしながら、
ヤマトの古いパソコンのデスクトップには、
「松山ケンイチ」と名付けられた
謎のフォルダが存在します。

ひとたびダブルクリックすれば
そこはめくるめく松ケンワールド、
モデル時代の写真からあの名作の写真まで
もう文字通り松ケンサンバなのです。

まあヤマトも同じく一児の母になったし、
お互い歳とりましたなあ
(同じ土俵に立っているかのような表現)。

キッドさんが記事書いていてくれて
とっても嬉しいです。
今日はアレですね、豪華キャストのアレ。
朝からフジでは番宣の嵐です。
どの番組にも松潤と瑛太ともじゃが・・・。

本年もどうぞ宜しくお願い致します!

投稿: ヤマト | 2012年1月16日 (月) 14時57分

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