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観ました、「四十九日のレシピ」

ひさしぶりに「良い映画」が観たかったんです。で、最近最後に観た「良い映画」って何だろうって思い返したら、山田洋次監督の「東京家族」でした。テレビで放映されているの観たんだけど、やっぱりはずれのない監督さんだなあと思った。

で、それからもいくつかいろいろな映画レンタルしてみたりしていたんだけど、「娘と一緒に観れるもの」がクローズアップされてしまうので、犬や猫が出てくる映画とかディズニー映画とか犬や猫が走ってはしゃぐ映画とかディズニー映画とか、あと・・・犬や猫が歓んで飛び跳ねる映画とか?ディズニー映画とか。

早朝に子供ぬきでゆっくり観たい。でもDVDのパッケージだけで、わからないんですよね、どんな映画か。どんなに綺麗なパッケージで出演者も良くて監督さんも有名でも・・・やっぱり王道の「ギルパート・グレイプ」とか「重力ピエロ」とか「八日目の蝉」とかに手がのびちゃう。でもたまには初見が良いし、「小さなおうち」はまだレンタルになっていないし・・・。

こうなったら好きな分野の「お料理もの」にかけようって思って。あとキメテはやはり永作。

不妊症で悩む百合子(永作博美)は、旦那の浮気相手の妊娠と、血のつながらない母乙美の死をきっかけに、田舎に帰ってくる。落胆している父(石橋蓮司)のもとに帰ると、母乙美がボランティアで面倒をみていたイモ(二階堂ふみ)がいた。そしてこちらも母と親交のあったブラジル三世の青年ハル(岡田将生)とも知り合う。

舞台って本当に重要で、美しい田舎でオールロケの映画は今はもう欠かせない存在だよなあ。コンクリートジャングルなんて見たくないもんなあ。生活全般が投げやりだった百合子と良平は、イモとハルの明るさに力を借りながら、乙美の残したノートから勉強しながら、、丁寧な人間らしい生活を取り戻していく。定期的な掃除。手間をかけずとも手作りのお料理。ドライブのある生活。ベランダの改装。そして乙美の四十九日の「大宴会」に向けて、それぞれ各々の新しい人生がはじまっていく。

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ポイントは乙美が手書きで残したいろいろな生活の知恵やお料理のレシピのノート。イラスト付きで実にかわいらしく美しく、乙美という人間がそこにある。生活全般、丁寧に生きていくことの大切さを感じる。大切なものは、失ったときにその偉大さを大きく発揮するのだなー。

監督はタナダユキ。もっとガンガン感動したかった気もしたけど、求めていた「良い映画」、ちょうどこんなほんわかしたかんじでした、良かった。永作で決めたんだけど、二階堂ふみに結構圧倒された。

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コメント

ヤマトさん、こんにちは^^
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
ホント、おひさしぶりぶりです(笑)

タナダユキさんの作品は独特の味がありますが、
好き嫌いはでるでしょうね~
ま、この映画はキャストで観ようと思ったのですが、
大きな期待もしていなかったので、
ちゃんと最後まで観れたかなって感じで(笑)
段々、古いしきたりは消えつつありますね。
良くもあり悪くもありで・・・。

投稿: cyaz | 2014年7月 9日 (水) 17時26分

cyazさん、こんにちは!

コメント&TB返し、どうもありがとうございました!

タナダユキさんの映画、
この映画以外、
特に有名な蒼井優ちゃんの映画も未視聴なのですが、

「泣かしてやるー」みたいな部分がないところが
わりと気に入りました。
しかししっかりと登場人物の感情が伝わってくるなーと。
二階堂ふみ良いですね。

古いしきたり・・・
うちの母親とかは、すごくこだわる年代なのですが、
そうですね、同年代だと・・・
あんまり皆こだわっていないですね、確かに。


投稿: ヤマト | 2014年7月10日 (木) 11時32分

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